Lecture
レクチャー

TTWS第一弾講演会&ミニワーク報告
「多様性を認め合える社会の実現に向けて」

日時:2019年6月8日(土)18:30~21:00
会場:ハイライフプラザいたばし
ゲスト:NPO法人コモンビート代表理事 安達亮氏
参加:25名(TTWS会員12名、一般13名)

去る6月8日にTTWSでは初めてとなる講演会&ミニワーク
「多様性を認め合える社会の実現に向けて」を開催いたしました。
当日はゲストトーク、対談、ミニワークの三部に分けて行われました。

第一部のゲストトークはゲスト安達亮氏から、ご本人が代表理事を務める「コモンビート」の活動内容についてお話いただきました。一般公募された100人のメンバーが100日間かけて練習し、一つのミュージカル演目を1000~1500名ほどの観客を前に公演するというのがNPO法人「コモンビート」の活動。その演目の名前こそが「コモンビート」ですが、違う民族が争いを経て融合しあう様を描き出した演目そのものが「多様性を認め合う」という内容であり、安達氏がこの活動を始めた経緯を交え、その活動内容をお話しいただきました。

第二部は、安達氏とTTWS主宰の加藤未礼の対談。
演目の内容だけではなく、舞台を仕上げていく過程こそがまさにメンバー同士がお互いの多様性を認め合う過程だというコモンビートの現場で起きているドラマや参加者の苦悩を中心に、安達氏、加藤がそれぞれに関わる現場で起きている「多様性を認め合う」ことの課題について話し合いました。

そして第三部のミニワークでは、本日の講演会で感じた内容をトークツリーで整理し、多様性を認め合える社会の実現にむけて自らは何をするべきかをともに考えました。
"コモンビートの安達亮さんの話を聞いて印象に残ったこと、自分も気になると思った社会課題はどんなことだったか。"
"その社会課題が解消されたとしたらどんな理想の社会になるか。"
"そのために、自分はどんな活動をしてどんな価値を誰に届けたいか。それは社会の中でどんな役割を担っているか。"
それぞれに問いかけ、参加者同士でシェアしながら、自分を見つめる機会をつくり、トークイベントで聞いたこと、感じたことと、自分事を結び付け、確実にこの機会を自分のものとして持ち帰っていただきました。

講演会参加者の感想

〇講演会で印象に残ったこと

"全く知らなかった、コモンビートの取り組みについて。一般からミュージカルを「"やりたいと思う人」を募集し、様々な背景を持つ100人を100日でミュージカルを作りあげる過程に興味を持った。なぜ入ったのか?100日で学んだことや、その後はどういう内なる変化があったのか?とても回転している人生の歯車の中で、その期間の価値は大変なものだろうと思いました。"
"多種多様な人との交わりから、違いに気付き、新たな課題や方向性の発見につながること。"

〇ワークショップを通じて発見したこと

"失敗しても良い、恥ずかしがらなくても良い。やりたいと素直に思える、生まれる環境の大切さ"
"そもそも、そのような活動があることを知らなかったので驚いた。長く続けられていることが素晴らしいと思った。また、ワークショップの中で、改めて、優しい気持ちが大事だと思った。"
"短い時間でしたが、自分のうちにあるものを他者と表現し合える時間が貴重だと思いました。"